【本質を見抜く力】セラピストと経営者の違い

今回は
リラクゼーションサロンの世界を、

セラピストと経営者の
異なる視点から見た時の違いを、
分かりやすく解説したいと思います。

それぞれの立場から見た景色は、
同じサロンでも全く異なるものが見えてきます。

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セラピストの視点
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セラピストにとって、
大手リラクゼーションサロンは
実に働きやすい場所です。

安価な料金設定と
分かりやすいサービス内容は、
働き始めるセラピストにとっても
ハードルが低く挑戦しやすいです。

長い営業時間は、柔軟な働き方を可能にし、
自分のライフスタイルに合わせて
働けるというメリットもあります。

業務委託の形態なので、
自由度も高く
自分の頑張り次第で収入を増やすことが可能です。

さらに、このシンプルなビジネスモデルは
モデリングしやすく見えるので
自分でサロンを持つことへの夢にもつながります。

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経営者の視点
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一方で、経営者にとっては、
リラクゼーションサロンの運営は
まるで不動産ビジネスのようなものです。

分かりやすい例では
イ◯ンモールがあります。

イ◯ンモールは
巨大な駐車場と建物を設計し
人が集まれる場所を作ります。

そこにできたスペースを
様々な小売店に貸し出します。

つまり場所を貸して
家賃収入で経営をしてくモデルです。

リラクゼーションサロンもまた、
魅力的な場所を確保し、
顧客を引きつける戦略を練ります。

り◯◯◯さんを例にすれば、
60分〇〇円で、全身もみほぐします!
というシンプルで分かりやすいコンセプトで

人通りが多く、目立つ立地の
広いスペースがある場所を選んで出店することで、
集客力を高くします。

そこに
業務委託のセラピストを呼び、
ベットを貸し出します。

単価が安くても
多くのベッドを設置し、
高い回転率で利益をだします。

こう考えると
リラクゼーションサロンの運営は
不動産ビジネスだと分かると思います。

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本質を見抜く目
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セラピストが独立を考えた時、
大手サロンでの経験は貴重な財産ですが、

大手のビジネスモデルを
「そのまま自分でできそうじゃね?」と
勘違いすると痛い目をみます。

なぜなら
不動産ビジネスの視点で考える必要があり、
立地やコンセプトの重要性、
薄利多売で成り立つビジネスモデルだと
理解していないからです。

自分のサロンを開く場合は、
小規模でも差別化を図り、
特定のニーズに応えるサービスを
提供することが重要です。

そのためにも
大手サロンで働きつつも

色々なサロンに施術を受けに行ったり
興味のある手技や技術を学んだりすることは必須です。

独自のサービスや哲学を持つことで、
競争の激しい市場で生き残ることができます。

リラクゼーションサロンの世界は、
表面的には単純なビジネスのように見えますが、
成功するには多角的な視点と深い理解が必要です。

セラピストとしての経験を活かしつつ、
独立時には経営者の視点を取り入れることが、
夢を実現するための秘訣です。

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最後に
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大手すぎると
経営者との接点はほぼないかもしれません。

でも中規模ぐらいのサロンなら
あるんじゃないでしょうか?

そこで思い出してみてほしいのですが
ほぼほぼ経営側とセラピスト側の意見って
対立することが多くありませんか?

「何もわかってない!」って。

このことからも分かるように
基本的に見ている視点が違うのです。

逆にいうと
この異なる視点を両方持ち合わせ
うまく融合させることができれば
独立開業してもうまくいきます。

セラピストは職人的なところ
強いこだわりがあったりするものなので
細部が気になって視野が狭くなりがちです。

ものごとを俯瞰してみる、
抽象度を上げて見るとか言いますが

このような視点があると
複雑そうなことでもスッと理解できたり
一瞬で「キモの部分はここだ!」って分かったりします。

その結果、
あなたの人生の視界が開けてくるので
独立するしないにかかわらず

知識や経験を
どこまでも深めていっていただければと思います。

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