人は情報によって縛られるという話

人は自分の信じていることや
長年にわたって育ててきた考え方が
正しいと思い込みがちです。

確かに、それが正しいこともあれば
うまく機能していることもあります。

しかし、
これらの信念や自分の考えが強すぎる
成長が止まってしまったり
目の前にあるチャンスが見えなくなってしまいます。

そして、強すぎる信念や考えというのは
実はその多くが、
親や、兄弟、親友、先生など
自分にとって影響力のある人から
言われたことだったりします。

つまり他人から種を埋め込まれ、
それを自分が受け入れることで、
育ててきたものです。

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その種はいつ蒔かれた?
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以前、首こり、肩こりがひどくて
気持ちわるい、頭痛がする、めまいもある
というAさんが来店されました。

首や肩を触らせていただくと
確かにガチガチです。

そこで思いあたる理由を聞いたところ
「交通事故」という答えが返ってきました。

そしてその時にドクターから
「首は動かしてはいけない」と言われたそうです。

私「じゃ普段からあまり首は動かしていないんですね?」

Aさん「はい。動かしちゃいけないと言われたので。」

私「そうですか。ちなみに交通事故に遭われたのはいつですか?」

Aさん「20年ぐらい前です。」

 

なんとAさんは
20年前にドクターに言われたことを
守っていたのです。

つまり、自分でその情報を大切にしてきた結果
今の症状に苦しんでいたのです。

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人は情報で縛られる
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分かりやすい例をだしましたが
こういったことは普通にあります。

Aさんは【交通事故】にあったという
自分にとって重大なことが起こった時に
権威である【ドクター】から言われたことで

その教えが深く潜在意識に刷り込まれ
20年もの間「首は動かしてはいけない」と
思い込んでいました。

確かに事故直後は
意味のあった教えだったかもしれません。

でも今現在はまったく役立たない情報です。

 

もう一つ例をだしましょう。

「占い師に言われたから」はどうでしょう?

あなたは悩んでいました。

いろいろ調べたり、評判を聞いたりして
占い師のもとへ行きました。

そこでお金を払い
様々なことを言われます。

納得できることできないことあるかもしれません。

でもあなたはすでに
自分から占い師のもとへ行っているので
潜在意識的にはどんなことでも受け入れる体勢です。

つまりそこで聞いたことはどんなことであれ
寝れば忘れるようなことにはなりません。

そして、何か少しでも
関係がありそうな出来事が起こるたびに
その記憶がチラつき
いつの間にか受け入れてしまいます。

「やっぱりそうかもしれない!」と

で、一度でもそう思ってしまうと
占い師に言われたという始まりは関係なくなり
記憶から薄れていきます。

その結果、
自分自身の信念、考え、価値観となります。

そして、その信念などが無意識を動かすので
行動として現れます。

つまり、
その通りの人間になっていくということです。

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否定はしなくていい
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話を戻すと
強すぎる信念や自分の考えというのは
他人から埋め込まれたものが多いので

それを今一度吟味してみませんか?

ということです。

吟味した結果、
やっぱり大切だと思うならそれでいいし
「あれ?これいらなくない?」と思えば
書き換えてしまえばいいわけです。

そうやって
自分自身を客観的に見ることを
分かりやすくいうと「瞑想」とかいいます。

つまり瞑想とは
じっと座って無になるとかじゃなくて
徹底的に
自分自身を見つめるという作業になります。

そしてその見つめる作業は
否定しなくていいんです。

なぜなら
時間は未来から過去へと流れているので
過去は未来にとってまったく関係ないからです。

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見つめるだけでいい
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強すぎる信念や考え方が
どこからきたものなのかを
自分で見つめることができると
自然と気持ちがゆるんできます。

すると壁に隙間ができて
新しいものが見えたり
目の前のチャンスが見えるようになったりします。

その結果、
あなたがいきたい方向へ
スムーズに向かって行けるようになりますよ。

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