靴を変えただけで、
ここまで世界の感じ方が変わるとは思いませんでした。
靴を変えたら、感覚の世界が変わった
登山を始めた当初、
「やっぱり足元はしっかりしないと」
と思って、典型的な登山靴を選びました。
硬いソールに、ハイカットで足首までしっかり固定。
まるで鎧のような安心感があります。
確かに安全ではあるんですが、、、
正直、重い。
そして、あまり履きたいと思えない。
足首の動きは制限され、
守られているというより、
「感覚を遮断されている」
そんな感覚がありました。
ベアフット=“裸足感覚”で歩く
そんなときに出会ったのが、
ベアフットシューズです。
“ベアフット”とは、文字通り「裸足」のこと。
(クマさんの足ではありません。笑)
ソールは極薄で、
つま先は自然に広がる形。
いわば、「足そのものの形」をしている靴です。
これを履いて歩いてみると、、、
本当に驚きました。
足裏は“感じるための脳の入り口”
舗装路では、アスファルトの微妙な凹凸まで感じる。
小さな石を踏むと、その刺激がダイレクトに伝わる。
未舗装の道では、
土の柔らかさや小枝の感触までわかる。
今まで靴によって遮断されていた情報が、
一気に流れ込んでくる感覚。
あまりの情報量に、
脳がびっくりしているのがわかるくらいです。
本来持っている足裏のセンサーが、
一気にフル稼働するような感じ。
実際、足裏には数千〜数万とも言われる感覚受容器があり、
姿勢やバランス、筋緊張の調整に深く関わっています。
つまり足裏は、
「地面を感じるための脳の入り口」なんです。
現代人は“感覚を遮断している”
でも現代の靴は、クッションが厚く、
この感覚をほとんど遮断してしまいます。
いわば、センサーにフタをしている状態。
その結果、
必要な情報が入ってこないために、
足の筋肉はうまく使われず、
体のバランスが崩れ、
膝や腰への負担が増えていく。
そんなことが起きているのだと思います。
痛みすら“大事な情報”になる
ベアフットで歩いていると、
正直、痛いです。笑
不意に小石を踏むと、
普通に「イッテー」って声が出ます。
でもこれ、よく考えたらすごく大事なことなんですよね。
今までは、
その“痛み”すら感じられていなかったということ。
つまりそれだけ、
感覚を遮断していたということです。
歩くことが“身体との対話”になる
ベアフットに変えてから、
歩くことがとにかく楽しくなりました。
「歩く=移動」ではなく、
「歩く=自分の体との対話」
そんな感覚です。
感覚の情報量が増えると、
自然と頭が静かになり、
“今ここ”に意識が向いていきます。
これはまさに、
ありのままを観察する瞑想のような状態です。
セラピストにとっての“感覚”の重要性
これはセラピストにとって、かなり重要な話だと思います。
触れる仕事をしている以上、
“自分の感覚”が研ぎ澄まされていることは、
最高のメンテナンスであり、最高のトレーニングです。
ベアフットで歩くというのは、
ただの健康法ではなく、
感覚を取り戻すための実践でもあります。
ベアフットは“素の自分”を映す
ただし、最初は違和感があると思います。
というより、
人によっては「ムリー」と感じるかもしれません。
なぜなら、
これまでクッションが吸収してくれていた歪みやクセが、
すべて“そのまま出てくる”からです。
つまり、
ベアフットは「素の自分」をそのまま映すもの。
だからこそ、
最初はちょっと厳しい。
でも、少しずつ慣らしていくことで、
足の裏から、
体の感覚がどんどん目覚めていきます。
最後に
歩くことが、
ただの移動ではなくなる。
それは、
自分の身体とつながり直す時間であり、
感覚を取り戻していくプロセスです。
靴を変えるだけで、
世界の感じ方はここまで変わる。
もし興味があれば、
一度ベアフットシューズを試してみてください。
きっとあなたの中の“感覚”が、
静かに目を覚ましはじめますよ。

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